安土城

安土城

安土城は織田信長によって現在の安土山(近江八幡市)に建造され、大型の天守(天主)が特徴。建造された当時は郭が琵琶湖に接していた。地上6階建て(地下1階を含めると全7階)で、天守の高さが約32m。織田信長らしいとても独創的で絢爛豪華なつくりであったと推測されている。

この安土城を建造した目的は岐阜城よりも京に近く、琵琶湖の水運も利用できるため利便性があり、加えて北陸街道から京への要衝に位置していたことから、「越前・加賀の一向一揆に備えるため」あるいは「上杉謙信への警戒のため」に築城されたと推察される。

信長の天下統一とする天下布武を象徴し、山頂の天守に信長が住まい、信長の家族も本丸付近で生活していたとされ、家臣は山腹あるいは城下の屋敷に居住していたとされる。